乙字ケ滝　2005/10/22 福島県須賀川市大字前田川 落差：5m 滝幅：100m程度 　昔は石河滝とも大隈瀧とも呼ばれていたようだ。 南西50Km程の那須高原に源の阿武隈川が、福島県中央の須賀川市内に入り、乙の字をなして水しぶきをあげる箇所が乙字ケ滝だ。河床の断層岩が乙字の形になっている。 高さはわずかだが、年に一度くらい水量が増すと滝幅は100mにも達し雄大な眺めになるという。 江戸時代の舟による運送は阿武隈川の最大の難所と言われ、滝の北側の岸壁を堀割り工事をした運河跡がある。 奥の細道で訪れた芭蕉が「五月雨の　滝降りうづむ　水かさ哉」と詠んだ句碑があるところをみると相当の水量があるようだ。 現在は住宅地の中にあるため水の汚れが目立つのが惜しい。 当日は近くの田んぼの中の宿「守山温泉　白水館」 須賀川市田村町守山 TEL024-955-2545に宿をとった。