飛竜賀老の滝 2005/06/20
北海道島牧郡島牧村
落差:70m、幅:35m
 水の無い滝壺に松前藩が財宝を埋め竜神が守るという。
我々二人が遊歩道を歩いて行くと若者が無気力に帰ってきた。
「も〜、疲れま〜へた〜・・」と呟いて過ぎていった。
賀老の滝→の標識で急階段の土道を谷に降りていくと足に体重がガツンガツンかかる。 急階段10分ほどで滝前に辿り着くが、しぶきが瀑風にのって襲ってくる。 レンズをタオルで覆い構図をイメージしてから素早くピントをあわせてシャッターを切る。 有無をいわせず男性的に迫ってくる滝だ。

 帰りは心臓破りの急階段を帰ることになる。
汗がそれこそ滝のようにでて口が粘つく。
10歩登って5歩休息を繰り返しながら標識に辿りつくと目まいと脱水状態。 「も〜、疲れま〜へた・・」を実感。必ず水を携行するべきだ。

 夢遊状態で歩いていると熊笹のはえた林から間抜けなサイレンの音。
「昼のサイレンかな?」などと思っていると所々で笹が揺れている。 熊避けをしながらの山菜採りとわかった。
駐車場の広場でどっかりと腰をおろしてチシマザサ(親指大の竹の子)を手際よくナイフで整えながら「人殺しはいないし空気が旨い・・夜空はきれいだよん」と真っ黒に日焼けした髭面のおやじが吠えた。エ〜ゾ!北海道!店では10本/500円くらいらしい。