王城の滝 2010/02/14
京都市西京区大原野南春日町 善峰川支流社家川
落差:右7m段瀑、左5m段瀑
滝の向き=東
 左5m段瀑の直下の6m程の滑滝。
上流を探ってみたが荒れた小滝が続いていて遡上する気にはなれない。

 11時半前、退散開始し下った砂防堰堤の右岸の林道は小型軽トラなら侵入できそうな広幅だ。
きっと下流右岸から進入路があるに違いない。


 大原野神社下流の分技路から隣の金蔵寺の谷への竹薮道入り口にこの標識があった。
左「金蔵寺」、右「淳和天皇稜」となっている。
金蔵寺裏山の小塩山(642m)淳和天皇稜への登山口がここで、登山道から分技して社家川の小橋に合流しているようだ。

 徘徊しながら何故「王城の滝」なのか不思議でならなかった。
地元では水の神として崇め祠まで祭っているのに祠の中は藻抜けの空だった。
平安時代・淳和天皇の時代には都のことを「王城」といったのだと後で知った。
その時代からの呼称なのか後世の人が呼んだのか??
藤原道長や紫式部以下がお供をしたがえ大原野神社に行啓したといい、プレイボーイ在原業平が、「大原や小塩の山もけふこそは 神代のことも思い出づらめ」と和歌を詠んだところであるという。