高瀑 2008/05/02
愛媛県西条市小松町石鎚
落差:132m
 腹が減っては戦はできぬ。早速コンビニおにぎりにぱくつく。
食べたらすぐに滝壷に行って見上げると首筋が凝ってくる。
陽射しと青空は無いが贅沢言っても仕方ない。
午後の天候回復にわずかな期待を残し左岸の順光側に登る。
30度は軽く越す砂地の斜面の僅かな雑草を掴んでカメラだけ持ってよじのぼる。
おいわさんは?・・・と眼で追うと反対の右岸の岩場の斜面に蟻のように小さく見えた。
何時もの逆光狙いの写真であることは解っている。
左岸に数本生えている木の下に辿りつく。
厳冬に耐え新緑は芽吹いていない痩せ木が神々しい。

 ひとしきり撮ったから反対の右岸に移動しよう。
再度、滝壺に降りても降ってくる水量がない。
滝壺に落ちるまでに大半が霧散して岩に付着した僅かの水滴が集まって流れおちてくるだけだ。
滝壁には苔や雑草すら生えていない荒涼とした姿に孤高の厳しさが漂っている。