寝覚ノ床 2005/06/05
長野県木曽郡上松町寝覚
 木曽八景随一の名勝。
この日が初めての寝覚ノ床ではなかったがファインダーを覗いてある事にきずいた。
寝覚めの床の岩の下部は水の流れに浸食され滑らかだ。
反面上部は岩本来の形を留めている。

 当然といえば当然だが目測でその2〜3m差が無いとすれば、造形的な面白味に欠ける。
治水の発達していない時代には、雨の日と晴れの日では相当に水量の差が激しかったため旅人の寝覚ノ床の印象は極端だったと思われる。

 つまり、観光的に評価が極端だったはずだ。
『寝覚めの床は、雨の日に行くもんじゃ〜ねえ。ただ恐ろしいだけの岩だよ。近よらねーのが無難ってもんだよ〜ん。竜宮にでも引きずりこまれた日にゃ〜・・・』

 『寝覚めの床は、何てたって晴れの日よ。ウツくしーってこの世のもんじゃねーんだよ。浦島さんだけじゃね〜んだ。こち寅だって寝覚めるってもんだい!!』
・・・・って言ったかどうかしらないが地元の人が雨の日に近寄らないのは事実のようだ。