阿寺の七滝 2005/09/26 愛知県南設楽郡鳳来町下吉田字ハダナシ 全長:64m 7段(2+4+2+25.5+7.5+13+9.3m) 2段目と5段目の滝壺は深い甌欠(おうけつ)をもつ珍しい滝という。 我々凡人には礫岩(れきがん)にできた甌穴が珍しいのか、又は礫岩にできた滝の価値が大きいのかよくわからない。 地形・地層等の専門家は滝の一番下の岩盤は、約三千万年前の海底に堆積した礫岩の断層崖で、それにできた滝だという。 礫岩は=堆積(たいせき)岩の一。礫が粘土・砂などによりくっつき、固結した岩石・・と国語辞典。 礫(れき)は=粒径二ミリ以上の岩石の破片。小さい石。小石・・とも。 瓦礫(がれき)は瓦の破片を指し、「瓦礫の山」に使われるように「使い物にならない物」の代名詞だ。 要するに礫岩(れきがん)は、溶けて固まった強固な岩でなく、互いが固結しただけの握り飯のような岩で、それに甌穴ができ、形を留めていること自体が珍しいということか? そのように推察すると、滝の水量が少なく弱弱しく落ちる自然条件がそれを助けたようにも思える。 又、礫岩(れきがん)そのものにできた滝が希少なのか? |